漢方コラム
最近多い症状~酷暑の名残り~
漢方コラム
急に咽が痛くなってツライ
最近やけにお腹にガスがたまる
足がよくつる
ちょっとした動きで腰を痛めた…
最近の皆様のご相談をうかがっていますと、
今年は夏の猛暑が長く、急に寒くなった気候の影響を感じずにはいられません。
私達の身体の水分量は、女性の場合約55%。
津液について
漢方では、身体を巡らす水分(リンパ液や細胞間液など)を「津液(しんえき)」と呼びます。
津液は血の一部でもあり、気とともに大切な要素。
「体内の潤い(津液)が不足」すると、様々な症状が表れます。
今年は猛暑で汗をいつもより余計にかいて、津液が減っているところに11月頃に急に寒くなりました。
体の中は少し前までの夏の熱感がありつつ、身体の表面は急に冷やされました。
本来は皮膚呼吸で体の中と外のガス交換がされているところが、急な寒さで体表を閉じてしまい、こもった熱で気が膨張した場合、お腹にガスが溜まったようになる方、
足がつりやすかったり、ちょっとしたことで腰痛、ぎっくり腰になりやすい方は、
体を巡らせる血の養いが足りなくなっていると考えられます。
血が筋肉に栄養を送るけれど、夏の暑さで失った汗(血の一部)のために
筋肉への巡りが悪く、そこへ急な寒さで筋肉がさらに硬直していればなお更のこと。
ご自身での養生も大切ですが、
漢方薬では、身体を衛る温かさを与えつつ、凝った血を巡らすように回復を計ります。
お一人で悩まず、是非ご相談くださいませ。

女性のための漢方相談
若草漢方薬局
TEL: 03-6206-9930
TEL/FAX:03-6206-9938
営業時間:10:00~18:00 木・日定休 予約優先制
【この記事の著者】若草漢方薬局 店主 吉田淳子