漢方コラム
ご相談症例~胸の痛み~
漢方薬で改善した方の症例をご紹介します。
当店でどのような症状の方に対応しているのか、どのような症状が漢方薬で改善するのか、気になっている方に参考としていただければと思います。
胸の痛み(50代女性)
「急な坂を上ったり下りたりしたら肺が痛くなりました」
学校の先生をされている多忙な50代女性。
どうやら多忙で消耗していたところに、学校の行事のために急な坂道をスタスタ歩いたようです。
少し前に胃の調子を崩したあと、虚熱が胸に落ち込んだような形になったよう。
漢方でいう「結胸」の状態と思われました。
ここで、慢性的なお悩みの漢方薬はお休みし
栝楼根(かろこん)や黄連(おうれん)という生薬が配合された漢方エキス顆粒を服用していただきました。
胸の痛みが治ったら、それ以上は服用しないでね、と話して
5日分のエキス顆粒をお渡ししました。
治療の原則
3日分を服用したところで胸の痛みは治ったと、後日ご報告いただきました。
胸の痛みというと、病院に行った方がよい場合もありますが
漢方薬でサクッと治る場合もあります。
このような胸痛は、風邪がなかなかすっきり治らない中で起こることが多いです。
この方は、風邪をひいていたわけではないのですが、多忙で疲労が重なったところで、少し肌寒い外の気温の中で、急な坂道の上り下りで生じた体熱が発散されずに体の内に落ち込んだようです。
体の中の熱は外にうまく巡ればよいのですけれど、「氣」がしっかりしていないと、血や熱をさばき動かすことができなくなるのですね。
体力を保持したり、氣を健やかに保つことが大切。
養生としては、食事、睡眠、休養、運動がやはり大切なのですね。
急性と慢性のお悩みの治療
わたしたちは、生活をしていると、思いもかけない症状に見舞われることがあります。
また、慢性のお悩みの治療をしている時に、急に違う症状に見舞われることがあります。
慢性の症状を治療している場合は、一旦そちらの漢方薬はお休みをして、急性の症状を先に治療します。
「いつもの漢方薬を飲んでいるけど急な別な症状がおきたとき、どうしたらよいの?」
「急性の症状のためにもらった薬を、慢性の疾患用のお薬と一緒に飲むの?」
といった疑問を持たれる方もいらっしゃいます。
対応は、お体調や症状によっても異なります。
分からないことがあったら遠慮なく確認してくださいね。
不快な症状をあきらめないで、是非ご一緒に整えてまいりましょう!