漢方コラム
ご相談症例~右肩・肩甲骨の痛み~
漢方薬で改善した方の症例をご紹介します。
当店でどのような症状の方に対応しているのか、どのような症状が漢方薬で改善するのか、気になっている方に参考としていただければと思います。
右の背中の痛み(40代女性)
「肩、肩甲骨がガチガチに凝っているんです。横になった時点でつらく、寝違いのように凝り固まっていて…。血流を良くしたいんです」
という40代女性。
ストレスが多く、不安感も強い。
やらないといけないことがあるのにガンバリが効かない。
倦怠感もある。
お通じは硬め……。
かれこれ20年
この方とは、かれこれ20年来のお付き合いになります。
20年前は、頭痛、不眠、むくみ、風邪をひきやすい、めまい、動悸、お腹のはり、眼精疲労、緊張、自律神経の乱れなどのお悩みがあり、抗不安薬を服用されていました。
状況に応じて、柴胡や半夏を含む処方、牡蛎や竜骨を含む処方、枳実や甘草を含む処方などを煎じ薬でご服用いただきました。
妊娠出産もされ、泣いてばかりの赤ちゃんの疳の虫に、甘草や棗の処方をご利用いただいたこともありました。
3年ほど治療し、だいぶ落ち着かれました。
その後は、数年した頃にお電話を下さり、
そしてまた数年後に「ご無沙汰しています」とご連絡を下さいます。
ストレスから背中、胸脇の痛み
ストレスから背中の肩甲骨や、胸脇、肋骨の下あたりに凝りが出ることがあります。
胸脇苦満(きょうきょうくまん)といって横隔膜の周辺に熱がこもる症状が知られています。
そのような状況を漢方では、肝の気のトラブルと捉えます。
ご相談の方は、その傾向が顕著です。
「やはりこちらでいただく漢方薬が良く効くから」
とおっしゃってくださり、お電話でしっかりご様子をうかがって、煎じ薬をお送りしています。
長いお付き合いだからこそ、お体質を把握させていただいています。
また何か気になる症状がございましたら、お気軽にご相談くださいね~❣
TEL: 03-6206-9930