漢方コラム
ご相談症例~むくみと冷え
漢方薬で改善した方の症例をご紹介します。
当店でどのような症状の方に対応しているのか、どのような症状が漢方薬で改善するのか、気になっている方に参考としていただければと思います。
むくみと冷え、身体の血流が悪い(30代女性)
「靴下の跡がぴっちりつくんです」
「むくみと冷え、血流が悪いと感じている」という30代女性。
子供の頃から気になっていたとのこと。
問診させていただくと、
手足、腰回り、おしりが冷たい。
胃は比較的弱く、一週間に一度くらい、食後に胃痛がくることがある。
大小便には問題なし。
肩が凝る。
メンタルはここ一年位、どうでもよいことで怒りっぽくなった。
運動は筋トレを1時間くらい、ときどき有酸素運動をしている。
ピルを使用している。
「腰回り、おしりの冷え」
食事には気を付けているとのこと。
お話しを伺うと、コロナ禍以降、在宅勤務も増え、大変さを誰かと共有できずに気がこもってもいそうでした。
適度に人と話して、気をこぼすことも大切ですね。
さて、この方は胃が弱いということでしたので、まずは胃腸を整える漢方薬を服用していただきました。
その後、腰まわり、おしりの冷えを目標として、下半身を温めて余分な水を流していく漢方薬を服用していただきました。
煎じ薬で14日間お飲みいただいた時点で「むくみが取れた気がした」というご感想をいただきました。
「排尿量が増えた」とのこと。
さらに14日間服用されたところでこの時は廃薬(服薬終了)となりました。
冷たいビールにも注意です
2年後。
半月前に冷たいアルコール飲料を多量に飲んだ後、「毎食後に胃痛がするようになって治らなくなってしまった」と、再びご相談をいただきました。
今回は、胃をしっかり温める漢方薬を服用していただきました。
4日後
「痛みはまだあるけれど前程ではなくなった」
というお言葉をいただいたことに力を得て
今度は10日間服用していただいたところ
「連続して痛みがない日が続いた」
とのこと。
さらに7日間ご服用いただいて廃薬となりました。
冷たいビール。
コマーシャルを見ているととても美味しそうですけれど、油断大敵です。
特に胃腸が弱い方、冷え性の方は気を付けた方が良いですね。
まだ暑い日が続いていますけれど温かい飲み物で胃腸を労わってあげましょう~。
TEL: 03-6206-9930