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日常コラム

夏の自由研究!

日常コラム

毎日暑いです。 

 

この暑い中、駅を通ると、お子さんたちが引率の大人と共に駅のホームに集合していたり、

 

皆で列になって移動している様子に出会います。

 

夏の校外学習?合宿?でしょうか。

 

楽しかったり、ちょっと面倒だったり…

 

懐かしい夏の想い出がよみがえります。 

 

 

さて、夏休みといえば宿題。

 

最近は、宿題のない学校もあるとか。 

 

私の想い出というと、読書感想文と自由研究がいつまでも終わらずに残っていた記憶があります。 

 

自由研究に漢方薬!

 

そんな中、当店の漢方講座を小学生の方がご受講くださいました!

 

漢方薬を自由研究の題材としているとのこと。

 

なんと光栄な!

 

10代の方にご受講いただくのは初でした。

 

親御さんとご一緒に受講してくださいました。 

 

すでに勉強もされていたご様子で

 

「この図、似ているの見たことある!」

 

とか

 

生薬の名前も正しい表記名で読めたりとか、

 

学習意欲の高さにも驚かされました💕 

 

 

「この生薬がこれに効くってどうやってわかるのですか?」 

 

さて、当店の入門セミナーは、初心者の方向けですので 

 

身近な食材や植物などが漢方薬の素材となっていることをご紹介して

 

親しんでいただけるようにしております。

 

そんな中、皆様から素朴なご質問をいただきます。 

 

素朴な質問がお答えするのが一番難しかったりします。 

 

 

たま~にいただくのが

 

「この生薬がこれに効くってどうやってわかるのですか?」

 

というご質問。

 

 

「それは神農様という方が、毎日生薬の味を見て、それがどのように働くかを調べてくれたから」

 

とお答えしています。

 

古典の薬草の本に「神農本草経」というのがあります。

 

「神農さま」「神農本草経」については過去の投稿にちらりと出てきます。

ご参照ください。

・「神農祭に参加しました~貝原益軒「大和本草」も~」

https://www.wakakusa-kanpou.com/archives/5577

・「サプリと漢方薬の違いが知りたい」

https://www.wakakusa-kanpou.com/archives/2870

 

私どもは、「神農本草経」や、尊敬する荒木性次(朴庵)先生の書かれた「新古方薬嚢(しんこほうやくのう)」などを参考にしながら

各生薬がどのような味で、どのような働きをするかを勉強します。 

 

また、漢方薬は生薬がいくつか組み合わさって一つの処方となっているので、組み合わさることでどのように働くのかも学びます。

 

 

「なぜ舌をみたりしたら分かるのですか?」

 

この質問は、舌の状態と身体の変化を具体的に知りたいということよりも

 

どうして身体の変調が、特定の部位を見ることで分かるのかというご質問かな。

 

それについても、昔の賢人が、おそらく現代人である私たちよりも敏感に観察して、書き記してくれた書物があって

 

それを学ぶことにより分かるようになる、というお答えになってしまったのですけれど

 

もしかしたら、もっとシンプルに

 

「体の変調が舌にも表れるから」という答えがよかったのかしら?

 

などと思い返したりもしています。

 

だってね、身体の臓器と経絡がつながってきて舌に現れることもあるし 

 

舌の大きさや苔の付き具合は、水の加減、体力・気力、熱や冷えの具合などにもよってくるし……

 

などと色々と思いめぐらし始めるとキリがなくなってしまいます。 

 

やさしく説明するのって難しい💦(というか自分の思考が整理されていないことを実感します)

 

 

 

 

いずれにしても、人の身体の変化、状態から、どこがどのように病んでいるのか、バランスを崩しているのかを学んで、生薬・漢方薬の働きとマッチさせて改善させていく方法を

 

一生をかけて究めていきたいわけですけれどね。 

 

 

なにはともあれ嬉しいご感想

 

 

さて、前述の自由研究のお子さんと親御さん。

 

トピックによっては親御さんの方が熱心に質問をされることもあったり

 

お子さんもときどき目をキラキラさせながら、身を乗り出したりしながら

 

75分間をしっかり受講してくださいました。

 

終了後にアンケートをいただいています。

 

そこには、内容について、

□分かりやすかった □ふつう □難しかった □期待とは違った □その他

と選択肢があるのですが

 

少しだけ

 

と付記してくださって

 

□難しかった

 

とされつつも

 

ご自由にご記入いただくところには

 

「自分が知りたいことがたくさんでてきて、楽しかったです。

また、オリジナルのルイボスティーがとてもおいしくて、作ってみたくなりました。 

実際ににおいをかいで、どんなにおいか確認することができて、楽しかったです。」

といただきました!

 

もう~、感涙💕です。 

 

 

そうそう最後のご質問

 

「漢方薬局でのやりがいは何ですか?」

 

それは、もちろん患者さまが「よくなった!」ということに尽きるわけですけれど

 

こんな可愛らしい、向学心の高いお子さんと親御さんが「漢方薬の自由研究」をしてくださることも「やりがい」ですっ❣ 

 

 

 

 
 
 
女性のための漢方相
若草漢方薬局
 

TEL: 03-6206-9930

TEL/FAX:03-6206-9938
営業時間:10:00~18:00 木・日定休 予約優先制
 
 
【この記事の著者】若草漢方薬局 店主 吉田淳子

 

 

 

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