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漢方コラム

季節の変わり目~春の土用~

漢方コラム

5月5日に立夏を迎えます。

 

立夏は二十四節気の一つですが、この立夏の前の18~19日間は土用の期間となります。

 

土用というと、夏の土用が「うなぎ」を食べることで有名ですが、夏だけではなくて、年に4回春夏秋冬それぞれにあります。 

 

今年の春の土用は4/17~5/4で、現在は土用の最中です。 

 

土用は季節の変わり目ですから「身体に気をつけなさい」といわれていると捉えてもよかなとも思いますが、 

 

この期間は、旅行、引っ越し、入退院、土を動かすようなことは避けた方がよいともいわれています。

 

五行での土用 

 

さて、漢方では五行という、万物を「木・火・土・金・水」に振り分けるという考え方があります。

 

図の矢印の外側は、それぞれ助け合う関係。 

五行

 

中の矢印は剋す、矢印の先から奪う関係。

 

土用の期間は「土」が強くなるので、「水」を剋す関係になります。

 

五臓でいうと、「脾胃」が強くなって、「腎」を剋すと。

 

土用の期間は、「腎」が剋されるので、腎の働きが鈍り、お小水の出具合が悪くなったり、腎のトラブルが起こることがあります。

 

最近の気候

 

今年のGWは、天気の変化が大きく肌寒かったり、風雨に見舞われたりしています。

 

そのため、気温差や気圧差で体調を崩し、頭痛、めまい、ふらつきなどの訴えが多い印象です。 

 

その体側の原因としては、陽気の上衝のわりに気温が低いため、体表の衛りが虚ろになり、気の衝逆がおこっていると考えられます。

 

生薬~桂枝(けいし)~

 

気の衝逆の時に用いる生薬に「桂枝(けいし)」があります。 

 

桂枝は植物ケイの樹皮です。 

 

  

シナニッケイ2015.10.05東北大学 

 

 

漢方薬では、生薬を単独で使うことは少なく、他の生薬と配合することで効く方向性が決まります。

 

つまり、その方の状態によって、他のどの生薬と配合されるかで、お身体の病態の方向性が決まります。 

 

桂枝は基本のキの生薬で、とても有難い生薬です。

 

桂枝もそのほかの生薬も、ひとつひとつに働きがあり、私たちの体に働いて体を調えてくれます。

生薬の働きとそれらのもつ生命力、先人の知恵の深淵さに感銘を受けます。

本当に感謝です✨

 

体調を崩しているときの養生

 

さて、GWのさなかですが、旅行先などで具合が悪くなった時は悪化を避けるために養生に気を付けていただきたいです。 

調子が悪くなったら、冷たいもの、例えば、刺身、生野菜、サラダ、冷たい飲み物などはとらず身体を温めて、しっかり休むことがとても大切。 

 

旅行先でも無理して動き回らず、とどまる勇気も必要ですね。

 

心配なことがありましたら是非ご相談ください。 
 

 

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【この記事の著者】若草漢方薬局 店主 吉田淳子 
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