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漢方コラム

花冷えと風邪

漢方コラム

花冷えの季節。

 

暖かくなってきたなぁと思ったら、今日は冷たい雨となりました。 

 

冬の衣服から春の装いに変わる頃、薄着でお花見に出かけてしまって
「あれれ、風邪ひきそう……」
という経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか? 

 

風邪の初期の養生

 

風邪っぽくなってしまったとき、初期は養生に気を付けることで体調を持ち直せることががあります。 

養生って、おばあちゃんの知恵のような、昔の方の知恵だったりしますね。

 

「な~んだそんなことか」と思われる方もいらっしゃれば、案外「え、そうなの?」と言われることもあります。 

 

基本はシンプルなこと。
冷たいもの、例えば、刺身、生野菜、サラダ、冷たい飲み物などはとらない、身体を温めて、しっかり休む、です。

 

漢方って物理

 

風邪は多くの場合、外からやってきます(外邪)。

 

外からやってきた邪は、身体の表面で早めに追い払っておきたいです。中に入ってしまうと追い出しにくくなり、なかなか治らず難儀することも。 

 

一般的にはまずは身体を温めて、うっすら汗をかかせます(ご年配の方や身体が弱い方はこの限りではありません)。

 

もし、熱が高い場合は、脳は熱がこもりやすいので頭を冷やすことも必要でしょう。ただ高熱でもないのに首や脇のあたりを冷感シートのようなもので覆って冷やしてしまうと逆効果です。体表が冷えて邪を出せなくなります。

 

ですので、この季節、体を冷やして風邪っぽくなったときは、温かいスープやおかゆなど、消化の良いものを食べて暖かくして、まずはじとっと汗をかいて邪を追い払いましょう。汗をかいたら濡れたままにしないで着替えてくださいね。冷えた衣服がまた身体の表面を冷やしてしまいますからね。


 

一般的な治療原則

 

治療の原則に、汗・吐・下があります。 

 

邪に侵されたとき、汗をだす、吐かせる、下させる、ことで治すということです。 

 

汗をかかせるのは、風邪のような、風や寒の邪が体の表面にある時。

吐かせたり、下させたりするのは、身体の中の方、胃腸に悪いものが入った時、食べてしまった時など。食中毒のとき、悪いものを食べてしまった時、身体が反応して吐いたり下したりしてスッキリした、という経験のある方も多いのではないでしょうか。

ショウガ

 

身体の表面を温める生薬として桂枝(けいし)、麻黄(まおう)、身体の内側から外側に流してくれる生姜(しょうきょう)、身体を温める乾姜(かんきょう)、附子(ぶし)など、様々な生薬が利用できます。 

 

お身体の状態によって、発汗が必要なのか、発汗をさせずに経を温めて通すようにするのか、対応が変わってきます。 

 

風邪のときは、お身体の変遷が早いので状況に合わせることが大切です。 

 

心配なことがありましたら是非ご相談くださいね。 

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【この記事の著者】若草漢方薬局 店主 吉田淳子 

 

 

 

 

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