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漢方コラム

春の土用と養生の基本

漢方コラム

緑が美しい季節になってきました。

 

さぁ、かわいいお花でベランダを彩ろう!と思うのですが、購入する段になるとハタと暦のことを考えます。

 

「土用(どよう)」にあたらない? と。

 

ご存じのように、土用というと夏が有名ですが、

 

春夏秋冬の季節が始まる、立春、立夏、立秋、立冬の前の18~19日間を指します。

 

夏だけでなくて、一年に4回あるのですね。

 

土用の注意事項

 

今年は「立夏」が5/5で、その前の4/16~5/4が春の土用にあたります。 

 

土用の期間は土の力が強くなっているので、

 

土いじり、場所を変えるような引越し、入退院、旅行などは控えた方がよいといわれています。

 

とはいえ、この春の土用は例年ゴールデンウィークと重なっています。旅行やガーデニングをなさるかたも多いでしょうね。

 

そんなに厳密にしすぎることもないかもしれませんが、季節の変わり目は要注意と頭の片隅に置いておかれると良いと思います。

 

きっと、季節の変わり目は、今日までが春、明日からが夏ということはなく徐々に変化していくものなので、「土用」は次の季節の準備期間なのでしょう。 

 

 

さて、今年は特に寒暖差が激しく、咽喉や気管支の不調、胃腸のトラブルなどの不調が長引いている方がいらっしゃいます。また、今年は胃腸トラブルが起きやすい年回りとなっています。

 

健やかに季節の変わり目を過ごすため、ここで養生について改めて確認しておきましょう! 

 

養生について 

 

養生というと、やはり①食事 ②運動 ③睡眠 となります。

 

① 食事…食事を含め、体に取り入れるもの

 

② 運動…筋肉「運動」を含め、体を動かすこと全般。呼吸も運動の一つ。

 

③ 睡眠…寝ることを含め、身体を休めること。心も休めること。  

 

 

①養生~「食事」を含む、体に取り入れるものについて~

 

食事、栄養補助食品、薬、おやつ、飲み物……

 

いろいろありますが、基本は食事。

 

バランスのよい食事、旬のものを取り入れた美味しいものを、適度な量ないただく。それが理想です。

 

そういはいっても、なかなかできるものではありません。例えば、

 

ファストフードでジャンクなものを食べちゃった

 

偏った食事、お肉ばかり

 

ビール、冷たいソフトドリンク、アイスクリームなど、冷たいものの多飲多食

 

果物の多食など……。 

 

 

特に、胃腸を崩しやすい方は、温かいものを摂るようにしていただきたいです。 

 

 

胃腸が弱い方々のお話を伺っていると、案外、刺身、生野菜が盲点なようです。 

 

胃腸の弱っている方は、できるだけ火を通したものを召し上がってくださいね。

調理方法は、ゆでる、炒める、煮る、揚げる、蒸すなど、いろいろとできると思います。

 

最近は、春野菜の天ぷらなど美味しいですよねぇ。 

 

どうしても冷たいものを摂る時は、温かいものと一緒にを心がけてくださいね。  

 

 

②養生~運動 身体を動かすこと~ 

 

「適度な運動」、これが本当に大切だと思います。

 

あくまで「適度」です。 

 

これが案外むつかしい。

 

スポーツ好きの方は、ついつい翌日まで(場合によっては一週間も)疲れを持ち越してしまう激しい運動をしてしまいがち。あまりやりすぎると身体が枯渇して、あとでガクっときます。

 

気持ちいい程度にして、数日間も疲れが取れないような運動には気をつけましょう。 

 

また、これから暑くなると、炎天下での運動、連日のゴルフなども要注意です。

 

 

逆に、運動が全然足りていない方も非常に多くいらっしゃいます。 

 

週に2回の運動で体力維持、週に3回で体力向上するらしいですよ。 

 

外でまとまった運動が出来ない方は、家でできる筋トレなどをしてみましょう。

 

また、例えば下半身を動かせない方は、上半身だけでもトレーニングを。身体はつながっていますので、動かせるところだけでも動かしておくと気血の巡りがよくなります。

 

呼吸もある意味運動です。肺は、唯一、自然に動きながらも自分の意思でも動く器官。意識して呼吸を繰り返してみるのもお薦めです。

 

 

③睡眠~身体を休めること こころもやすめること~

 

十分な睡眠を確保することは健康維持には大切、と分かっていてもできていないのが現代人。日本人は睡眠時間が短いというニュースもよく聞くところです。

 

夜遅くまで、スマホやタブレットをいじったり、仕事を夜遅くまでしていつまでもパソコンを開いている……という方は多いです。

 

夜よく眠れないという方は、まずはそういった習慣を見直しましょう。

 

まず、遅くとも24時前には就寝、できれば23時にはお布団に入りたいです。そうなると21時以降にはスマホなどから離れたいですね。 

 

睡眠に入っていくのは体温が下がるとき。頭がいつまでもカッカと興奮していると眠れません。

 

そのためには、お風呂はシャワーではなくて、湯船に浸かって温まってリラックスしましょう。お風呂から出て、1時間~1時間半くらいして徐々に体温が下がってくる頃が眠りに入れるタイミングです。

 

体温がすっかり下がりきってしまうと、今度はまた寝つきにくくなります。ご自身のよいタイミングを探してみてはいかがでしょう。

 

木の芽時は、肝が支配する季節。気が昂ぶる、イライラする、感情のコントロールがききにくいといった症状が現れやすい季節でもあります。

 

副交感神経を優位にしてリラックス。頭も、こころも、身体もゆっくり休めましょう。 

 

 

 

さいごに 

 

もうすぐゴールデンウィークですね! 

 

季節に即した養生をしつつ、健康に気を付けてお過ごしくださいませ❣ 

 

 

 

 
 
 
女性のための漢方相
若草漢方薬局
 
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【この記事の著者】若草漢方薬局 店主 吉田淳子 
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