<頭痛>
血液の貯蔵庫でもある肝は、全身にめぐる血液によって脳や目、筋肉を養っています。疲れやストレス、また月経前にホルモンバランスがくずれてこの働きが停滞すると、血液の循環が悪くなります。血行が停滞して体に害をおよぼす血液の滞りをお血といいますが、このお血は頭痛の原因になります。また、精神の働きがスムーズにいかずに気が滞り、イライラや怒りっぽさとともに頭痛が現れることがあります。重症だと、嘔吐や動悸、不眠などを伴うことも。この場合の痛みは頑固なものが多く、治療にも時間がかかります。
血液と同じように、水分が体に停滞した場合にも頭痛が起きることがあります。胃腸の弱い人は胃や腸に余分な水分がたまりがちで、疲れで水分代謝のバランスが悪くなると頭痛や、むかつき、吐き気などを訴えます。この場合の治療には、体の余分な水分を排泄させて頭痛を止める処方を用います。
―若草漢方薬局監修「はじめての漢方」(地球丸)より抜粋― |